毛穴に悩む人がまず最初にやるべきたった一つのこと

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毛穴を気にするひとがまずすべき一つのことアイキャッチ

こんにちは。ヘアメイク&カラーアドバイザーのはねあさみです。

今日はインスタのストーリーで募集したお悩みの中でもとても多く聞こえる「毛穴悩み」について、私が思うことや実践している対策について書いていきます。

インスタで実際にいただいたお悩みはこちら↓

毛穴気になりすぎて…パテでいいのあったら教えて欲しいです!   (30代女性より)

ご質問、ありがとうございます✨この質問で気になったところは「パテ」と言うキーワード。

「パテ」=「毛穴を埋めるようなコスメ」を探していらっしゃると感じました。

実際に毛穴パテ職人って名前の下地がありますが、まさに「毛穴をしっかり埋める系」の下地です。


毛穴悩みに「埋める系下地」をおすすめしません

毛穴埋め込む系下地は、確かに毛穴は埋まり一瞬肌が綺麗に見えます。

しかし、その分素肌環境を悪くしてしまう可能性があると感じていて、日常使いをすることは個人的にはあまりおすすめしません。

特に、30代以降の女性の肌にはデメリットの方が大きいと感じています。

毛穴が気になったら「隠す」よりまず先にやること

「毛穴が気になる。」と感じてきたらまず一番最初にすべきことは、

「汚れを落とす工程の見直し」です。

つまりクレンジング。その次にスキンケア、その次コスメやメイク。

で、ここで「どこのメーカーのクレンジング?」とか「オイルタイプなの?ミルクタイプなの?」と考えてしまいますが、実はその前にまず一つ見直したら本当に肌が生まれ変わる大事なポイントがあります。

それがクレンジング時の乳化という工程です。

今使っているクレンジングは変えなくてO Kです。今使っているクレンジングを変えないでも、毛穴が綺麗になる可能性は残されています。

乳化有り・無しの私の毛穴の比較画像

先に画像をお見せします。乳化する・しないでこれだけ毛穴が変わります。

※汚い写真なので苦手な人はご注意を😓

いかがでしょうか?

全然毛穴の状態が違うと思いませんか?

乳化の意識が毛穴を変える

クレンジングの際、「乳化」ってどれくらい意識できている人がいるのでしょう?

お恥ずかしながら、美容業界に長くいる私でさえ最近までこの「乳化」を知らずににクレンジングをしていました。

「乳化」という言葉は知っていたし、クレンジング時に全く意識をしていなかった訳では無いけれど、でもこの「乳化」の意味をきちんと理解できていなかったんです(恥)

理解せずに実践できていなければそれは「知らない」のと同じですよね(反省)

クレンジングにおける乳化とは

乳化とは、水と油のように本来混じり合わない性質のものをを混ざり合わす現象のことで

クレンジング剤を水で濡らした時に色が白く変化する、白濁した状態が乳化されている状態です。

クレンジングが水と混ざり乳化している状態

クレンジングは主に油分でできていますね。ファンデーションなどメイクも油分。そして毛穴汚れも皮脂など油分から構成されています。

クレンジングとメイクは油分同士なのでこの二つはよく混ざり合います

この油分が混ざり合う性質を使ってクレンジングは行われていますが、これらの油分を最終的に肌から落とすのは「水」ですよね。

もうお気づきでしょう

「油分」と「水」はお互いに混じり合わない性質を持っています。ここに問題があります。

水と油が混じり合わない画像

油ギトギトのフライパンに、どんなに水を注いでも汚れが完全に落ち切ることは無いですよね。

クレンジング時にも同じことが肌上で起こっている訳です。

そこで、クレンジング剤によって浮かせた汚れを、肌からしっかりと引き離す為に必要な工程が乳化です。

乳化が不十分なクレンジングのやり方

実際に私もやってしまっていた、乳化が不十分なクレンジングの手順をお伝えします。

みんながやりがち、間違ったクレンジングのやり方解説画像

クレンジングを塗布後→肌にクレンジングをくるくると馴染ませ→水(ぬるま湯)ですすいで終了

上記の工程だと、乳化の工程が省かれています💦

でもこんなクレンジング、していませんか??私はしてた💧

クレンジング剤を肌上でクルクルと馴染ませる工程に力を入れすぎて、その後乳化を飛ばしてすぐにすすいでしまう人、すごーーーーーーく多いはずです。

乳化工程を入れた正しいクレンジングのやり方

次は大事な乳化を入れたやり方です。

乳化を取り入れた正しいクレンジングのやり方説明画像

クレンジング塗布→なじませ(※)→乳化(数回くり返す)→水(ぬるま湯)ですすぎ

クレンジングを馴染ませる工程=汚れが浮き出ると思いがちですが、実は乳化をしている時に汚れが肌から浮いていきます。

汚れをしっかり落とす為にはクレンジングを馴染ませている時間(クルクルしてる時間)より、乳化に時間をかけてあげる必要があります。

※乳化工程をしっかり入れることで汚れが肌から落ちていく為、なじませの時も肌に必要以上に触る必要は無く、どちらかと言うとクレンジング剤を肌に置くようなイメージで塗布すればOK

クレンジング時の乳化有り無しを実験してみた

ファンデーション、リップ、アイシャドウを濃いめに付けた状態で実験してみました

正しいクレンジング手順・クレンジング塗布
正しいクレンジング手順・塗布
クレンジングを肌に広げて馴染ませます

クレンジングは肌に広げ、そこから手のひら全体を使ってハンドプレスします。体温とクレンジングの温度を融合させるイメージです。

そうすることで油分同士が混じりやすくなり、くるくると不必要な摩擦を加えることなく汚れが浮いてきます。

その後、水を手のひらにつけて肌につける。これを数回繰り返します。この工程が乳化です。

正しいクレンジング手順・水をつけて乳化
水をつけて乳化させる
乳化により汚れが浮かんでいる様子
写真でも汚れが浮き上がっているのが見えていますね。

最後にぬるま湯ですすいだら完璧です。

洗い上がりの綺麗な素肌
摩擦ゼロでスッキリ落ちました

きちんと乳化をすれば、摩擦をかけなくても汚れが落ちることにびっくりしました。

乳化無し。ゴシゴシ擦ってすぐ洗い流すと汚れはどうなる?

次は私もついついやってしまいがちなNGなクレンジング法で実験しました。

乳化無しの間違ったクレンジング手順
ひたすらゴシゴシ(と言っても摩擦はなるべく避けているつもりの力加減で)

その後すぎにバァーーっとすすいで終わり。

乳化をしないですすいだ後の汚れが残っている肌。
茶色いアイシャドウの2本線がうっすら残っています。全体的に毛穴もなんだか黒ずんでいる印象です。

摩擦を加えることで、乳化をしなくてもある程度の汚れは落ちていますが、やはり乳化工程を省くことで目に見えて汚れが残っていることがわかります。

そして摩擦は肌の老化につながるから本来NGです🙅‍♀️

乳化をしないクレンジングを続けると

今回の実験画像では、わかり易く茶色いアイシャドウが見えていますが、肌色をしているファンデーションはどれくらい残っているか目視では分からないですね。

つまりクレンジング時の乳化をきちんとしていなければ、気づかずうちに肌上に汚れがずっと残ったままでいると言うこと。

それはすなわち、毛穴の黒ずみや角栓だまりにつながり、汚れが排泄されないことで肌のターンオーバーが乱れて乾燥やざらつきを引き起こします

これらのトラブルを隠そうとメイクで毛穴を埋めることでまた汚れがたまり負のサイクルに突入すると、結果として実年齢よりも老けたたるみ毛穴の出現や、シミやシワのできやすい肌へと導かれてしまいます。

こうやって書くととても恐ろしく感じるけれど😅💧

でも知らないままでいる方がもっと怖い結果がついてきます🧟‍♀️

毛穴が気になったらまず見直すべきは乳化

というわけで、「毛穴が気になる。」と思ったらまず最初にやってほしいことは、「クレンジング時の乳化」です。

意外と出来てない人がまだまだ多いはずです。

どうでしょうか??🫥

でも出来ていないと言うことはそれはつまり出来るようになればまだまだ伸びていく伸びしろをあなたが持っていると言うこと。

是非やってみて下さい☺️

メイクでコンプレックスを解消することはもちろん大事ですし、「隠すメイク」が自分に自信をくれたり、明るい気持ちにしてくれる日も確かにあります。

毛穴埋める系アイテムを完全に否定するわけでなく、賢く付き合っていくことが大事だと思っています。

でも隠すメイクにはいつの日か限界がやってきます

あれもこれも隠すようなメイクはいつしか義務になり心も肌も重くなり、悪循環のスパイラルに入りやすくなります。

実際にそうなってしまった方にたくさん出会ってきたのでこれは確かです。

私たち30代以降の女性にとってのメイクは肩の力を抜いて、楽ちんでたのしく、軽やかに、確実に!がテーマだと思っています。

その為には素肌の健康は無視できません

少しの工夫や、ほんの少し知識が増えるだけで、肌もメイクもどんどん変わります。

私もまだまだ進化中です☺️

是非このブログが誰かのそんなきっかけになってくれたら嬉しいと思っています。

インスタグラムもやってますのでこちらもよければフォローお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございました🥰

はね あさみ

明日からのメイクをもっと楽しく!
現役ヘアメイクアップアーティストが忙しいママの為にメイクとパーソナルカラーの楽しみ方を伝授しています。

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