グリーンのコントロールカラー(下地)で肌の赤みは消えない
最近お会いするメイクレッスン生徒さまのお悩みNo.1
肌の赤みを気にされてる方が非常に多いです。
そして皆さまが必ずお持ちなのが、グリーンのコントロールカラー(下地)なんですね。
ですが、メイクさん的目線(歴18年)で見るとグリーンの下地って実は危険なアイテムなんです(汗)
確かに…プロのメイクさんははグリーンをあんまり使わない印象あるかも。
でもどこのブランドもこぞってグリーン下地を出しているのに、なんで使わないの?
SNSでもよく見かけるし、赤みにはグリーンが絶対なんだと思ってたけど違うのっ?
確かにグリーン下地は色々なブランドから出ているし、ひと昔前と比べたら使いやすく進化もしているのは事実。
でもそれでもやっぱり私はグリーンは推せない理由があるから、今回記事にしますね!
と、言うことで今日のテーマは赤みとグリーンのコントロールカラーについて書きます。
この記事に辿り着いたあなたは、きっと肌の赤みで困っているのだと思います。
レッスンサロンに来られる方も赤みを気にされる方は多いですが
レッスン後はグリーンアイテムを使わずに「こんなに簡単に赤みが消えるなんて!」とびっくりされて帰られます。
その秘密をここで教えますね🧚♂️
今、肌の赤みのカバー方法に困っていたり、実際にグリーンの下地を使っている人、これから買おうかなと考えている人は是非このブログを最後まで読んでみてくださいね。
赤み肌をメイクで改善し、気持ちが前向きになれるメイクができるよう応援しています。
赤みを打ち消す色はグリーンで正解
まず誤解の無いようにお伝えしたいことは
色彩論的に「赤みに対しては反対色のグリーン(もしくは青)を使うことで赤みが消える」は合っています。間違っていません。
ただし、この理論を人間の肌に当てはめることが非常に難しいです。
かなりハイレベルなテクニックが必要。
もちろん私も特別なシーンや撮影などで使用することはありますが、本当にごくたまに。
どちらかと言うと舞台メイクのような現実離れしたメイクに用いることがベターな色=グリーンなんです。
「グリーンではなく他の色や方法で赤みを隠す方が綺麗なメイクを作れる」と言うのが今の私の答え。
もし、今グリーンで上手に赤みが隠せている人はそれはもうプロの領域です。ご自身に拍手を贈ってあげて下さい☺️
次からは、私がグリーンを推せない理由について✏️
赤みを消すと引き換えに、肌がグレーになっていない?
グリーンの下地を今使っている人に質問したいです。
そのグリーンの下地で、肌の赤みは本当に消えていますか?
効果を実感しきれず、なんとなく使ってませんか?
よく肌色を観察しながら使えていますか?
赤みはなんとなく消えても、肌色がグレーになっていませんか?
私がグリーンを推せない理由は、何度試しても、どんな製品を使っても肌色がグレーに傾くからです。
上記画像は私の肌にグリーンを頬全体につけたビフォーアフター画像(無加工)です。
私は赤みがあまりないので、特にグレーっぽくくすんだ肌に見えていますが、赤みがそれなりにある人でも画像と同じようなグレー肌になる人がすごく多いです。
ちなみに、画像で使用したアディクションのグリーン下地は製品自体はとても良い製品です。肌色や適した使い方をすれば綺麗に使いこなすこともできますが、難易度は高め。
赤みが消えることと、肌色が綺麗に整うのは別
「赤みが気になる」に気持ちが向すぎてしまうと、メイクのバランスを見る力が低下しちゃいます。
綺麗なメイクはバランスです。
パーツごとのトラブルをなるべく和らげながら、良いパーツの実力を引き出すことがあなたを美しく見せる最良の方法だと私は思います。
グリーンのコントロールカラーは、赤みを打ち消すことはできてもその後の肌色が整わない。
グレーに傾いた肌にファンデーションをのせればさらにくすむし、必要以上な厚塗り感も出てくる。
そもそもコントロールカラーは肌色を補正する為のもので、今ある肌色を変える為のものでは無いので、「補正」目的でコントロールカラーを選ぶ場合は別に適した色が有ります。
日本人でグリーンを使って赤みがきれいに消えた人は、15年間のヘアメイク経験でほぼ見た事がありません。(白人の方は消える人もいたかな🤔)
コスメカウンターや、SNSで赤みにはグリーンと必ず言われます。でも、個人的には辞めて欲しいなぁと思ってしまいます。
肌の赤みが気になったら試して欲しい色
グリーンを使わずに赤みを消せる色はちゃんと有ります。述べ3万人以上の方をメイクさせて頂いた私が導き出した答えですので、それなりに信憑性は有ると自信を持って言えます。
赤みを補正できる下地の色はイエロー、ブルー、ベージュです。
私がお仕事時に赤みを補正すべく使う色は上記3色。
使い分ける目安は
【肌色が明るいのか暗いのか】
【イエベかブルベか】
【赤みの程度はどの程度か】
これらを総合的に見て決めています。
【イエローのコントロールカラー】
イエローがおすすめな人はこんな人▶︎▶︎▶︎
黄み肌さん(イエベと言うくくりでは無く見た目で黄みが強い肌)・肌色が明るい人・赤みが弱い人
肌色に黄みがあり、どっちらかと言うと明るい肌色の人は黄色のコントロールカラーがおすすめです。赤みの程度は弱めまでが補正可能。
イエベかブルベかだとイエベさんの方がおすすめですが、ブルベさんが使う場合は赤みの部分のみに馴染ませれば問題なく使えます。
【ブルーのコントロールカラー】
ブルーがおすすめな人はこんな人▶︎▶︎▶︎
ブルベさん・肌が(かなり)明るい人・赤みが弱い人
ブルベさんで赤みが気になる人の場合はブルーがおすすめ。ただし、肌が明るめな人推奨です。白うさぎのような純白な明るい肌の人であればイエベさんでも使えます。
【ベージュのコントロールカラー】
ベージュがおすすめな人はこんな人▶︎▶︎▶︎
肌色・イエベブルベ問わず全ての肌の方に
意外だと思われるかもですが、肌の赤みが気になりコントロールカラーをお探しの場合はまず試して欲しいのがベージュです。
「ベージュ?ファンデと違うの?」と思われるかもですが、ベージュのコントロールカラーは赤み肌にとてもおすすめです。
ナチュラルに肌力を底上げしてくれる力があり、実は肌色補正力も抜群なんです。
年齢を重ねてくすみが気になってきていたり、ご自身がイエベかブルベか分からない方の場合はまずベージュをおすすめします。
でも実はファンデーションの塗り方を変えれば赤みが消えちゃう人多し
ここまでで、私が赤みに対してグリーンを使わない理由と、グリーン以外でおすすめな補正色(コントロールカラー)をお伝えしてきました。
今回は紹介しませんでしたが、他にもオレンジ色などで赤みを補正する場合もあります。
ですが実は、レッスンにいらしてくださる方の多くはコントロールカラーを使用せずにファンデーションの塗り方を変えるだけで「おぉ!赤みが気にならない!!」となる場合が大半です。
赤みを消さずに天然チークとして生かしてメイクする場合もありますし🌞
メイクレッスンを受けられた生徒さまを見ていると
肌の赤みや、それ以外のお悩みも、「完全に打ち消す」と言う思考を変えることが綺麗の近道になることが多くあるな。と感じることが多いです。
お悩みに感じているパーツが、実はチャームポイントに変わる可能性もあるんですよ☺️
赤みに悩まれてこの記事に辿りついたあなたが、ご自身に合ったコントロールカラーを見つけて、今よりもっと自分を肯定できるメイクに出会えれば嬉しいです。
【結論】肌の赤みに悩んだらグリーンではなくベージュのコントロールカラーから試してみて
結論、頬の赤みに困ったら、まずはベージュのコントロールカラーがおすすめです。
最後に私がお仕事で実際に使っているおすすめのコントロールカラーを紹介して終わりにします。
エレガンス モデリングカラーアップベースUV BE992
エレガンスの下地は本当に優秀。ベージュと言っても黄ぐすみすることはいっさい無く、艶っぽさもメイクしてくれる名品です。ファンデーションを塗らない方にもおすすめ。補正効果はややナチュラル。
エレガンス グロウリフティング ベース UV BE991
同じくエレガンスからのアイテムでもう一つ。
カバー力・補正力が高め。ピンっと張ったような肌のハリ感もメイクする下地でエイジングが気になる場合はこれ一択と言えます。40歳〜の方には特におすすめします。
レッスンにいらした方へおすすめしたところかなり気に入っていらっしゃいました。
ジョンセンムル JUNGSAEMMOOL ベースメイク 化粧下地 SPF50 ミネラル ベージュ
プチプラ派の方・エイジングが気にならないお年頃の方は韓国コスメからおすすを一つ。
艶っぽいテクスチャーで最初に紹介したエレガンスモデリングカラーアップベースに似ていますよっ。
赤みの原因にもなる!【日焼け止めの間違った塗り方】の記事はこちら
肌の赤みを根本から改善したい場合はスキンケアから見直すのも大事です↓
OIZ/オイズ PBジェルArray
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