水色って肌が白く見えますよね?
以前、成人式の際にお会いした親子さま👩👧
家族に代々伝わるお着物を数点ご持参されていて20歳のお嬢さまの成人式のお着物をどれにするか悩まれていました。
ひとつは真っ赤なお着物
ひとつは淡い薄水色のお着物
主役のお嬢さまは真っ赤なお着物に惹かれていましたが、お母様は水色の着物をお嬢さまに着て欲しそう。
「水色の着物を着ると肌が白く見えて良い気がしません??」と聞かれたことがありました。
その時は「そうですね。水色は肌を白く見せる効果があるんですよ。」とだけお伝えしたのですが、本当はもっと深掘りして伝えたいことがあったので、ここに書きます。
パーソナルカラーの視点で解説して行きます☺️
確かに、水色はを着るとお顔は通常より白く見えます。※顔色に影響するトップスに着た場合の話
なぜ、水色だと肌が白く見えるの?
青みの影響
冷たく感じる青みを含む色は、私たちの肌の黄みや赤みを抑える効果があります。
黄色人種の私たちが肌の赤みや黄みを抑えたい時に青やラベンダー(青みの紫)の下地を使うのはその為です。
仮病を使って保健室に行きたい時に、青いアイシャドウをあえて薄く塗ってみたり、青みの強いリップを塗ってみたりした人はいるはず(私はした。)
明るい色の影響
街の写真館などで顔下に白い布を置いて撮影した経験ある人いると思います。(私はある。でも今の写真館はそんなことしないかw)
白い布はみなさまもご存知の通り、光を反射させてレフ板の効果を代用したものです。
白は色の中で最も明るい色であり、光を反射させ、お顔を明るく見せてくれる代表色です。
白以外でも明るい色は顔を明るく見せてくれます。
水色は青み+明るいの2重効果で肌が白く見える
水色は「青み」と「明るい」二つの要素を兼ねているので、肌が白く見えるんです。どんな肌色の人でも誰でも確実に肌が白く見えます。
化粧下地に活用されている
青み+明るい色を活用しているのがコントロールカラーや色付き化粧下地です。
「明るい」+「青み」のピンクや紫の下地が多いのは肌色の黄みや赤みを抑えて、肌が自然に白く見えるように設計されています。
肌は綺麗に見せたいけれど、白く見えることがベストなのか?
「肌を明るく、綺麗に見せたい!」この願望は何歳でも、いくつになっても尽きることは無いでしょう。
私も永遠のテーマに掲げています。
でも、肌が明るく綺麗に見えることと、白く見えることはイコールにならない。全く別のもの。
この認識を合わせて持って欲しいなと常々感じています。
水色はどんな肌色の肌も白く見せてくれますが、白く見えることがプラスになるタイプの人と、そうでない人がいるのです。これが所謂パーソナルカラータイプの違い。
水色で顔色が青ざめて見えたり、白っぽくなりすぎて覇気が無い肌色に見える人もたくさんいらっしゃいます。
つまりそういった人は「明るい色が苦手」な人だったり「青みが苦手」な人だったりします。
色の効果によって起こる「肌が白く見える」変化はすべての人に起こる変化ですが、その変化が本当に自分にとってプラスに働いているかどうかは、自分を客観視してじっくり観察する必要があります。
「色白は七難隠す」の時代はもう終わりで良いのでは?
私たち日本人って「色白は七難隠す」このことわざが根強い美の方程式になっていると感じます。
実際私のおばあちゃんとか、父親とかに何気ない日常の中で子供の頃から度々言われていたように記憶しているし、美容業界にいると肌でビシバシ体感する。
その度に感じてきたちょっとしたモヤモヤ…。
「肌の白さだけにフォーカスしていて本当の良さが置き去りになっているな。」
「肌の白さへの執着を手放せば、本当の良さに気付けるのになぁ。」
「白肌以外の美の選択肢が少ないな。」
こんな風に感じるお客様にお会いする機会多いです。
そんな人へ、私個人の主観や好みででお伝えするだけでは説得力が弱いので、パーソナルカラーを学んだんです。
心の中のどこかで、白肌に生まれなかった自分や、加齢などにより白肌じゃなくなってしまった自分に対して「私なんて」とか「私なんかが今さら」とかって思ってしまっている人が実はたくさんいるのでは無いだろうか??と思う。
でもそんなこと思わなくって大丈夫だよって伝えたいです。
肌を綺麗に見せる為の手段として「白く見せる」以外の方法はたくさんあります。
また、パーソナルカラーの視点からも、青み・明るい色以外の色で肌が白く見える色や配色もあります。
きれいになれる色や方法は、みんなそれぞれにちょっとづつ違うんです。
きっと無いものねだりの部分もあるのだろうけれど、ね☺️
パーソナルカラー診断の誤診も、「肌が白く見える=美」の方程式が根強いことが根底に有ると感じています。
美の定義は時代によって変わるもの。
日本もそろそろ、アップデートして行っても良いですよねっ🐣
実際にファンデーションの色数はかなり増えてきているし、良い傾向。
美容業界に携わる身として微力ながら、もっと美の価値観や時代の流れについてなども発信していきたいと思っております。
ちなみに、お着物選びで迷っていたお嬢さまとお母さま。お嬢さまは水色より赤が似合うタイプの方でしたので、心の中で「水色じゃなくて赤を選んでおくれ〜」と念じていましたが、
「赤がいい!水色だとなんか顔がぼやける!」としっかり赤を選ばれていました。(素晴らしい!)
最近色についての記事が上がってきているので、引き続き色について、メイクについて、たまにヘアアレンジについてもまだまだ書いて行きたいと思います☺️
その他のパーソナルカラーの記事▶︎ベージュが似合わないのはどんな人?似合わせについても解説します
※現在パーソナルカラーの記事をいくつかメンテナンス中でして、タップすると表示されないものがございます。申し訳ございませんが、メンテナンス終了までしばらくお待ちください🙇♀️
貴重なお時間、読みにきていただきありがとうございます。
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