パーソナルカラーの新種(?)グリーンベースについて、思うこと

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パーソナルカラーの新種(!)グリーンベースなるシーズンが存在し始めたらしい…。


各SNSをリサーチしてみてもグリーンベースについて発信している人、記事がたくさんでてくるじゃないか….!(汗)


グリーンベースさんの特徴は

「イエベもブルベも両方似合う人」

「海外ではニュートラルタイプとも呼ばれる(らしい)」

「手首の血管が緑で肌が黄みで瞳が黒い」

「似合う色はイエベもブルベもOKで似合う髪色はピンクアッシュやオリーブアッシュ系、……」

とのこと。(すでにこの時点でもういろいろはちゃめちゃ感は否めない…💧)

なんだかはちゃめちゃな定義(?)に感じるグリーンベースさんについて、16タイプパーソナルカラー診断の資格を有するアナリストが自分なりにリサーチ&解釈してみた結果、思うことを今回は書いていきます。

もし

「私ってグリーンベースなのかも?!」とか

「実際にグリーンベースと言われた!」

と言う人は、よければ読んでみて参考になさって下さい🧚‍♂️

グリーンベースなんて存在しません!

出だしからがっつり否定から入って申し訳ないです….汗

でもイエベもブルベもどんな色でも似合う人、グリーンベースの人なんて存在しません!

きちんとパーソナルカラーの勉強をした人ならわかる事なんですけれどね😓

どんな人でもパーソナルカラーは必ずイエベかブルベかのどちらかのタイプに分けることができます。

なんなら人だけでなくこの世に存在しているすべての色も、イエベかブルベに必ず分類することが出来るんです

色も人も、アンダートーンはイエベかブルベのみ

アンダートーンとはその色の裏に感じる色の調子のこと。

下はどちらもピンクですが、アンダートーンが黄色のピンクと青のピンクの画像↓

黄基調・イエローベースのピンクと青基調・ブルーベースのピンクの比較画像

赤の場合↓

黄基調・イエローベースの赤と青基調・ブルーベースの赤の比較画像

人の目で識別できる色の数は750万色と言われています。

そのすべての色は、上画像のように青基調のアンダートーンか、黄基調のアンダートーンの2タイプに分けることが出来るとされています。

そして「アンダートーンが黄みと青みの2分類に分けられる理論は人間にもあてはめることが出来る」と言う考えがパーソナルカラーの理論に紐づいています。

人間の色素も必ず青基調、つまりブルベか、黄基調つまりイエベの2種類のどちらかに分類することが出来るという考えの元に成り立っているのです。

だからどちらの色も等しく似合う=グリーンベース なんて概念はパーソナルカラー理論上は存在しないはずなんです😓

必ず黄基調か、青基調のどちらかが優勢になるはずなんです。

でも、判別が難しい曖昧な色(人)も存在するのは確か

色にも人にも「この色(人)って青基調(ブルベ)?黄基調(イエベ)?と識別が難しい曖昧な色(人)が有るのは事実ではあります。

例えば下画像の緑は、アンダートーンが黄みにも青みにも寄っていなくて、限りなく中間。判別が難しい色です。

黄基調・イエローベースか青基調・ブルーベースかわかりにくいグリーンや紫、くすみカラーの画像

このように曖昧で難しい色や人の見分けこそが訓練を積んだプロのみが判別できる領域であり、私たちプロのカラーアナリストのお仕事。

素人さんがわからなくて当然です。

パーソナルカラー診断時において「どんな色も似合う」は危険ワード

色にも人にも、アンダートーンが限りなく中間で難しいパターンは確かにあるのです。

でもだからと言って「どんな色も似合う」と言うキーワードを安易に言葉に発することは、パーソナルカラー診断士の立場からするとNGともされています。

必ず似合うアンダートーンや色の特徴を順序立て、似合う色の優劣を提示して差し上げることこそにパーソナルカラー診断の意味がある

女性の心理的には、「どんな色も似合う」って言われるとなんだかお得に感じて嬉しくなってしまう気持ちが有りますよね。わかります😅(実際、どれも似合う!と言ってあげた方が、化粧品なんかはすごく売れます。百貨店販売経験有り)

16タイプパーソナルカラー診断時の様子

でもそれってパーソナルカラー診断の現場において言い換えれば、

「どれでもいい」

「どうでもいい」

と言われているのと同じなんです。

パーソナルカラー診断時に限っては、「どんな色も似合う」と言う言葉には注意して欲しいと思います😢

「似合う色」の概念

ただし、イエベの色にもブルベの色にも似合う色がある人がいるは事実です。(これについてはまた別記事で解説しますね)

そして、「似合う色」の概念ってパーソナルカラーだけでくくれるものでは無いのも事実だと私は思っています。

その人の性格やライフスタイル、ファッション性、似合わせ力など、すべてを総合的に見て、感じて、「あなたにその色が似合っている」と言ってくれる人がいるならそれも間違ってはいないんですよね。

問題なのは「誰が」あなたに対して「似合う」と言う言葉を伝えているかと言うこと。

「パーソナルカラー診断」と言う特殊な環境下で、「カラー診断士から」似合う色を教えてもらう際においては、きちんとした根拠と順序に基づいた似合う色の法則を教えてもらって欲しいなと、一人のカラー診断士としては思ってしまいます。

グリーンベースの出所が不明だった為、今回思いを書いてみました

パーソナルカラー診断って様々な流派が存在していて、その法則や考え方は少しずつ違んです。

どこの流派が正解・不正解は無いと思います。

でも今回のグリーンベースのように、なんだか曖昧すぎる定義に結びつく場合は要注意だなと思います。

パーソナルカラーはその考え方やメソッドが世の中に定着•浸透したように感じるけれど、実際はとても複雑で難しい専門分野のメソッドです。

一般の方が間違った知識や情報を受け取ってしまう可能性もどんどん高くなってきてしまっているのも事実😢

私は、カラー診断をすることや、安易に情報を受け取ることでで色を楽しめない色迷子さんがこれ以上増えないで欲しいと願っています。

グリーンベースさんの考え方や法則については、どこかのカラー協会が新しいメソッドを生み出したものなのかも🤔と思い、(その場合はきちんと学ぶ前から否定も肯定もしたくない)

自分なりにいろいろリサーチしてみた結果に、きちんとした理論やそれを生み出した協会等が見つからなかった為、現状ではかなり確実性の無い、不透明な情報だなと思い今回はこのような私一個人の見解としての考えを記事にしてみました。

あくまでも、私一個人の現状の考えですので、ご理解くださいね🐻

ではでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!

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はね あさみ

明日からのメイクをもっと楽しく!
現役ヘアメイクアップアーティストが忙しいママの為にメイクとパーソナルカラーの楽しみ方を伝授しています。

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